田舎暮らしのネガティブな情報がたくさん出回っていて地方移住が不安になっている方へ、前回は妻編ということで、地方出身者のUターン体験談を紹介させていただきました。
今回は【夫編】ということで、埼玉出身で都会で仕事をしてきた夫目線からの田舎暮らし体験談をお届けします( ´∀｀)
※妻編でも記載しましたが、現在は宮崎県都城市に住んでいるので、体験談の9割は都城市にまつわるものです。
「夫」について
夫は埼玉県出身で、東京の大学へ進学し就職後もほとんどを東京で過ごしてきました。
田舎暮らしにずっと興味があって大学卒業後は就職せずに1年間沖縄に住んでいたという、マイペースで自由奔放な性格をしています。
お酒が大好きで、人見知りせずに誰とでも仲良くなれるタイプです。
現在は都城市の中小企業で営業として働いています。
日常生活で感じたギャップ
お酒を飲む場所が少ないと思っていた
「そんなこと思ってたんだ〜！」と鹿児島出身の私は意外でしたが、なんと言っても都城市は霧島酒造さんがありますからね！
本当に山の中に住むと飲み屋さんも少ないとは思いますが、都城市には飲み屋街もありますし、飲食店もたくさん存在します。
夫は東京に住んでいた頃は新橋でよく飲み歩いていて、「ここが私のアナザースカイ」というくらい大好きな場所だったので、飲み歩きできなくなるんじゃないかと不安があったようです。
飲み屋さんはたくさんあったので安心していましたが、都城市には大好きなホッピーを置いているお店がほとんどなく、逆に芋焼酎の種類がたくさんある！と言っていました。
意外と車がたくさん走っている
車社会なので実際車は多いと思います。
国道沿いや高速道路のIC付近など、トラックなどの大型車もたくさん走っていますし、出荷される豚を乗せたトラックなんかも走っていることにも驚いたようです。
朝夕の通勤時間には車がプチ渋滞している道路もあります。
車は多いですが、コンビニやスーパーなどは駐車場が広いので、駐車場で困ることはほとんどないですね(*’▽’*)
虫が多い
ゲジゲジやムカデは人生で初めましてだったのですが、田舎に引越してきてから見すぎて慣れたと言うくらい遭遇しているようです（汗）
都城市で住んでいる家の中には小さいクモが出てくるくらいですが、鹿児島の実家（山の中）に住んでいた時は部屋の中にゲジゲジやムカデが出没するので、虫取り網を常駐させていました笑
太陽が近い・めっちゃ日焼けする
九州南部だからと言って、太陽が近いわけではないんですよね。
高い建物がほとんどないので日陰が少なくて、日焼けするし太陽が近く感じるという寸法です。
車に乗っていても、通勤時は南から北へ走ると朝日で、帰りは夕日でめちゃくちゃ右顔だけ日光を浴びます（汗）
不便だと思っていたけど意外と不便ではない
都会に比べたらお店の数も少ないし不便なことが多いかなと思っていましたが、住んでみたら不便なことは全くありませんでした。
もともとインドアで、ショッピングとかイベントが好きという性格ではないので、日常生活で困ることは本当にないです。
都会では車がない生活をしていたので、駅から少し離れている場所にはなかなか出かけようという気にならなかったのですが、今は多少遠くても車だと億劫ではないですし、大きなお買い物をしても車に乗せて帰れるし、ペットともドライブできるし、逆に便利になっています( ´∀｀)
職場で感じたギャップ
排他的な人もいる
都会からIターンしてきたというだけで「こいつ仕事できるのか？」と力量を測られている雰囲気が多々あったようです。
夫は営業として中小企業に入社しましたが、草刈りなどのノラ仕事もあったので、「都会から来た大卒の君がこんな仕事できるのか？」という感じのことはよくあったようです。
私もそうでしたが、都会から来た人ってちょっとプライド高いと思われている節があるんですよね。
職場でも大卒者がほとんどいないので、妬まれるようなことを言われたり、立場が上の人からもイケすかない奴と目をつけられたりもありましたが、味方を徐々に増やしていけたので今ではそんなこと言ってくる人もほぼいなくなったようです。
積極的にコミュニケーションとっていく事が大事ですね。
パソコン使えるだけで重宝される
職場にもよるのでしょうが、比較的年齢層の高い方たちはパソコンを使ったことがない人が多く、ExcelやWordなど簡単な操作ですらできるだけで重宝される職場もあります。
都会ではありふれた能力だと思っていても、地方だと重宝される能力って結構たくさんあるんだなと実感しています。
独立を考えている方にもいい環境なのではないかと思っています( ´∀｀)
入社時のお給料は期待しない方がいい
都会と比べるとそれは給料は安くなるだろうなとある程度覚悟はしていたものの、東京の新卒初任給よりも低かったことにはビックリしました（汗）
過去の実績など関係なく、最初から高いお給料は期待しない方がいいと思います。
特にIターンしてきた人だと「田舎暮らしに馴染まなくてすぐ都会に帰るんじゃないの？」と心配する経営者も多いように思います。
ただ、夫の場合は3年間勤めて、東京で働いていた時と同じ給料までアップできました！
前職で特に役職がついていたわけでも、営業成績１位でしたみたいな華々しい功績があるわけでもないのですが、やる気次第で立ち位置を変えられるのはやりがいがありますよね！
地方は人材が不足しているので、いろんなことにチャレンジしたい方には向いていると思います。
これから移住を考えている人へ
都会の人間関係に疲れた…と思って地方でのんびりしたいと思っている方は、地方で仕事を探すよりも完全在宅やリモートでできるような仕事を選んだ方がいいと思います。
職場でのギャップで記載したように、都会から来た人ってそれだけで排他的になる人もいるので、人並みのコミュニケーション力が必要になります。
コミュニケーションで言うと、70代以上の方は方言がきつかったりして言葉は全く分からない事が多いです。。夫曰く、とりあえず笑っておけばなんとかなったそうです笑
まとめ
夫の場合「なんとかなるでしょ」のマインドが強く、不安はほとんどなかったようなので、あまり参考にならないかもしれないですが（汗）、コミュニケーションとっていけば友達もできたし楽しいし、もう都会には住みたくないと言っているほど都城市に馴染んでいます！
田舎暮らしに不安がある方やもっと知りたいことがある方は、ぜひお気軽にお問い合わせフォームからご連絡いただければと思います(ㆁωㆁ*)
